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〜ポジティブに捉える力をつける習慣 番外編〜
おはようございます!
前回の内容【ネガティブな出来事にポジティブを意味付けする】はいかがだったでしょうか?
ネガティブな出来事が起こった時は、誰でも感情に任せてネガティブな言葉を言ってしまうものです。
しかし、落ち着いてから気持ちを切り替えて、そのネガティブな出来事に対して無理やりでもいいので、ポジティブな側面を見つけていきましょう!
というお話でした。
何度も言っていますが、これはトレーニングが必要です。
つまり何度も繰り返さないと身につかないということです。
さて、今回は質問があったので番外編になります。
今回の内容は、保護者の方向け、お父さんお母さんへお伝えしたい内容になります。
それでは一緒に学んでいきましょう!
例えば、あなたのお子さんが明日、大事な大会の決勝戦があるとします。
しかし、前日の練習で大きなケガをしてしまいました。
楽しみにしていた大事な試合。
明日のために今まで頑張ってきました。
しかし、ケガはひどく明日の試合は難しい状況になりました。
当然、お子さんはひどく落ち込んでいます。
『せっかくここまできたのに』
『明日勝てば優勝できるのに』
本気で頑張ってきた分、落ち込んで当然です。
こんな時、いくら気持ちを切り替えようと言ってもなかなか難しいです。
あなたはどうやって落ち込んでいるお子さんに言葉をかけてあげますか??
僕たちメンタルコーチはこんなふうに接していきます。
まず始めに、一緒に気持ちに寄り添うことから始めていきます。
すごく落ち込んでいるのに
『気持ちを切り替えたほうがいい』
『ポジティブな側面を探そう』
と言ってもなかなか届きません。
だから本当に落ち込んでしまっている人には、
まずは気持ちに寄り添ってください。
『頑張ってきたのに悔しかったね』
『辛いよね』
って寄り添って共感してあげてください。
共感というのは、共に感じるです。
子供の身になって考え、感情を感じるということです。
そうすることによってお子さんは、
『僕の気持ちわかってくれる人がいる』
と少し気が楽になってくれるかもしれません。
そして、しっかり寄り添った後でこんな質問を投げかけてください。
『今は辛いけど、いつかこの体験があったから今があるという日が必ずくるよ』
『そうなるために、今からできることはなんだろう?』
と前を向く質問をしてあげてください。
このように、ひどく落ち込んでしまっている人に
『ポジティブな側面を探そう!』
と言っても辛いだけです。
そんな時は、一緒に寄り添って共感して落ち着いたら
前を向けるような質問をしてあげるのが有効的です。
ぜひ覚えておいてください。
メンタルコーチ
増川 俊太郎