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〜ポジティブに捉える力をつける習慣③〜
今回も出来事をポジティブに捉えるための習慣作りを勉強していきましょう!
本日の内容は『捉え方を変える質問』です。
想像してください。
あなたには小学生のサッカーをしている子供がいます。
ある日、子供がサッカーから帰ってきた時に落ち込んでいました。
今日は、セレクションの日。
今日の日の為に今まで頑張ってきました。
絶対合格する!!
って意気込んで向かったのですが…
セレクションから帰ってくると、息子が落ち込んでいます。
あなたは息子に聞きました。
『セレクションどうだった?』
息子は小さい声で
『全然上手くいかなかった』
『ミスばっかりだった』
相当ショックを受けて、自信をなくしてしまっているようです。
まだセレクションの結果は出ていませんが、彼の中ではセレクションに落ちたと思い込んでいるようです。
こんな時あなたはどんな言葉をかけてあげますか?
ここで大切なのは、息子さんが出来なかったことに意識が向いてしまっているということです。
もちろんプレーが思ったようにはいかなかったのでしょう。
しかし、本当にミスばっかりだったのでしょうか?
多くの人はうまくいったことより、失敗したことに意識がいきがちです。
自分ではミスが連続したせいで、ミスばっかりと言っていますが、
実はうまくいったことも同じくらいあったかも知れないのです。
そんな時は、こんな質問をしてあげてください。
『そっか、頑張ってきたのにうまくいかなかったんだ』
『でも、そんな中でもうまく出来たことってなんだろう?』
まずは息子の気持ちに寄り添って共感し、捉え方を変える質問をしてください。
最初はでてこないかもしれませんが、考えれば必ずあるはずです。
そして、できたことが思い出せたならもう一つ
『うまくいったことあったじゃん』
『他には?』
と続けて質問してください。
いくつか出て来れば気づくはずです。
本当は、うまくできたこともたくさんあったと。
このようなことは、あなたも経験をしたことがあると思います。
苦しい時、辛い時は、ネガティブな側面ばかり見えてしまうものです。
そんな時は、
『そんな中でもうまく行ったことはなんだろう?』
『他には?』
たった一つの質問で捉え方は変わります。
ぜひトライしてみてください。
メンタルコーチ
増川 俊太郎